みんなで考える、健康と経営「健康経営会議2015」開催報告みんなで考える、健康と経営「健康経営会議2015」開催報告

2015年8月31日、東京・大手町の経団連会館(経団連ホール)にて、「健康経営会議2015」を開催しました。3回目となる今回は、予定数を遥かに超える約350社、600人の参加となりました。

開会は健康経営会議実行委員会 斎藤敏一 委員長がご挨拶させていただき、これからの健康経営は、経営者が起点となり一層の推進をはかる必要があることを、改めてお話しさせていただきました。

来賓挨拶として経済産業省ヘルスケア産業課 江崎禎英課長、厚生労働省 保険局総務課 大島一博課長にお話をいただきました。大島課長には、同省が進めているデータヘルス計画とコラボヘルスについて、経営者が健康経営に取組むことが何よりも大切であることをお話しいただき、江崎課長からは、新しい社会システムとしての生涯現役の必要性についてお話しいただきました。お二人から熱意あるご挨拶をいただき、会場が開演からすぐに熱い空気に包まれていくことを感じました。

経団連会館にて開催された、健康経営会議2015会場の風景。

メインの講演は、まずNPO法人 健康経営研究会 理事長 岡田邦夫さんにご登壇いただきました。講演では、「健康経営における経営者の健康投資」について、従業員の健康投資には、医療費の適正化を目指すコスト視点や、コンプライアンスによるリスクマネジメントの視点のみならず、企業の生産性や創造性、イメージの向上においても重要な取組であることをご説明いただきました。

次にご登壇いただいた産業医科大学 産業生態科学研究所 産業保健経営学研究室教授の森 晃爾さんには「産業医の視点からみた健康経営モデル」と題し、健康経営の推進には、各企業の目的に合った、成果指標の策定が必要なることや、これからの企業は経営者の積極的な健康経営の推進と合わせて、産業医との連携が必要であることをお話しいただきました。

また東京大学政策ビジョン研究センター 特任助教授 古井 祐司さんには、「保険者と協同して進める健康経営」について、健康保険組合や協会けんぽでの健康経営の具体的な推進事例をご紹介いただき、何よりも推進に向けては「自職場の特徴を現認することが何よりも大切」であることを、詳しくご説明いただきました。

特定非営利活動法人 健康経営研究会 理事長 岡田 邦夫氏

講演の最後にはNTTドコモ ライフサポートビジネス推進部 村上 亨司さんから、「NTTドコモの 社員向け健康施策と、企業連携によるヘルスケア事業」について、自社での具体的な事例と合わせて、ICTを活用した、これからのヘルスケア領域におけるビジネスアイディアについてご紹介いただきました。

最後は講演者 全員によるパネルディスカッションを行い、意見交換や参加者との質疑応答などが活発に行われました。

終了後は本当にたくさんの方から、会議開催についての御礼のお言葉をいただき、本会議を起点に健康経営が一層に拡がっていくことを実感いたしました。

健康経営会議実行委員会 事務局長 樋口 毅

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健康経営会議実行委員会 委員長 斎藤敏一

厚生労働省 保険局 総務課 課長 大島 一博 氏

経済産業省 商務情報政策局
ヘルスケア産業課 課長 江崎 禎英 氏

産業医科大学 産業生態科学研究所
産業保健経営学研究室教授 産業医科実務研修センター
森 晃爾 氏

東京大学政策ビジョン研究センター特任教授 
古井 祐司氏

株式会社NTTドコモ 執行役員
ライフサポートビジネス推進部長 村上 亨司氏

株式会社ルネサンス 取締役常務執行役員
公益財団法人 健康・体力づくり事業財団 理事 
高崎 尚樹

パネルディスカッションの様子

講演風景

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健康経営会議実行委員会 事務局(株式会社ルネサンス内)
kenko-info@s-renaissance.co.jp
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